2012年6月25日月曜日

シンポジウム「なぜ今、企業が社会イノベーションに取り組むのか -未来を予見し、セクターの壁を越えることによる社会的価値の創造-」


関連イベントのご案内です。

ブリティッシュ・カウンシルとETICが、シンポジウム「なぜ今、企業が社会イノベーションに取り組むのか -未来を予見し、セクターの壁を越えることによる社会的価値の創造-」を開催します。その中で、ブリティッシュ・カウンシル/富士通研究所/GLOCOM で進めている「Futures」の第1回となるセッションも開催します。ぜひご参加ください。

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現在我々を取り巻く国際的な社会的、環境的課題はより複雑化、多様化しており、もはや企業や行政、その他の組織が単体では解決できない状況となっています。この現状を変え、社会イノベーションを通して新たな社会的価値を創造するためには、セクターを超え対話をし、協働する事が求められています。

このような背景のもと、英国の公的な国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルと、社会起業家支援を実施するNPO法人ETIC.は、2012年7月9日(月)、日本財団の協力のもと「なぜ今、企業が社会イノベーションに取り組むのか」フォーラムを開催します。

第一部では、今年2月に開催した「社会イノベーションを創出するビジネスリーダーのための英国スタディーツアー」 の成果をもとに、「なぜ、ビジネスセクターが社会イノベーションの創出にとりくまなければならないのか」という問いを中心に、基調講演とパネルディスカッションを実施します。将来起こりうる社会的課題に焦点をあて、社会イノベーションを包括した企業戦略をたてることや、革新的な活動を展開するソーシャル・エンタープライズやNPOなど、多様なステークホルダーと対話を通した協働を進めることの重要性を、事例を交えて共有します。

第二部では、異なる3つのテーマで分科会を実施します。私たち個人、またそれぞれの組織が、社会イノベーションを創出するエコシステムの中でどのような役割を持ち、次へのアクションへとつなげる事ができるのかという問いについて、ワークショップを通して共有知を広げます。

本フォーラムでは、英国スタディーツアーで得た知見をより広く共有し、本テーマに興味を持つ方々の間で更に議論を深め、取り組むべき未来へ向けたアクションを共に考える機会となればと思います。


【開催概要】

日時:2012年7月9日(月) 13:00-20:00

会場:公益財団法人日本財団 (東京都港区赤坂1丁目2番2号日本財団ビル)

対象:社会イノベーションの創出にご興味のある方(企業、行政、社会起業家、NPO、研究者、学生など)

主催:ブリティッシュ・カウンシル、NPO法人ETIC.

協力:公益財団法人日本財団、株式会社富士通研究所、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)

参加費:3,000円 (レセプションでの軽食、飲み物を含む)


【お申込・お支払】

お申込:お申込フォーム( https://pro.form-mailer.jp/fms/470304ac30220 )に必要事項(お名前とご所属、参加する分科会、ご連絡先)を記入のうえ、一名ずつお申込ください。複数でご参加ご希望の場合も、必ず1名ずつお申込下さい。
お支払:当日、申込受付メールのプリントアウトを必ずご持参のうえ、会場受付にて参加費をお支払ください。お支払は現金で、お釣りのないようにご用意ください。



【プログラム】

■第一部

13:00-13:30 基調講演
【社会イノベーションの未来】
スピーカー:アマンダ・フェルドマン[Volans コンサルタント]

13:30-15:00 パネルディスカッション
【セクターを越え、社会イノベーションの創出へ-変容するビジネスの役割】
モデレーター:宮城 治男[NPO法人ETIC. 代表理事]  
パネリスト:アマンダ・フェルドマン[Volans コンサルタント]
伊藤征慶[ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 ヘッド オブ コミュニケーション]
宮城治男[NPO法人ETIC. 代表理事]
市川アダム博康 [損保ジャパン コーポレートコミュニケーション企画部 CSR・環境推進室 室長代理 ]


■第二部

15:00-18:00 分科会

<分科会1> 
Futures: Inspiring Social Innovation ‐ 社会イノベーション x サクセスフル・エイジング‐
あなたにとっての「サクセスフル・エイジング」とは何ですか?
このセッションでは「サクセスフル・エイジング」に焦点をあて、ダイアローグを通して、参加者全員でこれからの高齢化社会を考え、社会イノベーションへ向け、私たちがとるべきアクションを導き出します。

ファシリテーター:野村恭彦 [株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役社長、国際大学GLOCOM主幹研究員]
主催:ブリティッシュ・カウンシル、株式会社富士通研究所、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
※分科会1は、Futuresの一環として開催します。

<分科会2> 
被災地から日本の未来を考える -被災地の課題と住民が主役のコミュニティづくり-
東日本大震災により、東北地方沿岸部のコミュニティでは、これまで埋もれていた様々な社会課題が表出しました。本ワークショップでは、様々な課題に取り組む企業や起業家とともに、自立したコミュニティづくりについて共有知を深めます。
主催:NPO法人ETIC.

<分科会3>
社会イノベーション x 社会との共感共有 
このセッションでは社会イノベーションを多くの人に知ってもらうと共に共感を持ってもらうにはどのようなことが必要なのかに焦点をあて、ダイアローグを通して社会イノベーションを社会に広く浸透させていくためのアクションについて、参加者全員と共に考えていきます。
主催:公益財団法人日本財団



■レセプション

18:00-20:00

※ 基調講演及びパネルディスカッションには日英の通訳が入ります。
※ 分科会は全て日本語で行われます。

2012年6月13日水曜日

企業がつくる新しい生涯学習 ~CSRになる学びの場づくり(第4回そらキッチン・ナイト)

新たな社会イノベーションを志向する企業人、社会企業家、研究者等の集まり、「そらキッチン(Social Labs KITCHEN)」では、社会イノベーションの種を発見しブラッシュアップするイベントを開催します。

■日時: 6月19日(火)19時-21時
■会場: 国際大学GLOCOMホール

■発表者: 鈴木高祥氏 (一般社団法人SoLaBo 代表)
NPOシブヤ大学にて07年よりボランティア、授業コーディネーターを経験。株式会社ナノ・アソシエイツにてマルシェ事業、東京ローカルレストランなど食に関する企画運営に従事。「場」を創る仕事を確立するため11年10月に退社。その後、SoLaBoの事業立ち上げに向け準備中。

■概要:
ソーシャルメディアを活用した情報共有の拡大は、様々な新しい学びの場を生み出しています。また、仕事終わりや休日に『ソーシャルな学びの場』に参加する人が増えています。

そうしたことを背景に、今回のそらキッチン・ナイトでは「SoLaBo」による「企業がつくる新しい生涯学習」を取り上げます。

SoLaBoは「教えることで学ぶ」をコンセプトとし、企業と地域市民が交じり合うゼミ形式の学びの場の創出を目指しています。また、企業の「経済活動が社会的課題を解決する」ことと「社会活動を意識しながら経済活動をおこなう」ことの循環を実現したいと考えています。また、異質なモノ同士が意見を交わし、他者の意見や視点、価値感を取り入れることからの学びも重視します。

今回のそらキッチン・ナイトでは、「企業との学びの時間」について参加者の皆さんと検討します。そして、企業として、個人として参加してみたいプログラムを一緒につくってみませんか。(SoLaBoは皆さんが考えたアイデアをもとに企業にプレゼンへいってきます!)

ぜひ、ご参加ください。お待ちしています。


■参加費:
1,000円 (若干のドリンク等をご用意します)

■申込み:
Facebookイベントページからお申込みください。
http://www.facebook.com/events/358731294194676/

Facebookアカウントをお持ちで無い方は、下記までお名前とご所属をお知らせください。

shoji[at]glocom.ac.jp  庄司昌彦(国際大学GLCOOM 主任研究員)

2012年6月5日火曜日

認知症プロジェクトが日経ビジネスオンラインで紹介されました



「そらキッチン・プロジェクト」のひとつ、富士通研究所×認知症フレンドシップクラブ ×国際大学GLOCOMで進めている認知症プロジェクトが日経ビジネスオンラインで紹介されました。

富士通研究所の岡田さんが、「今の技術では解決できないテーマ」に取り組むために「社会イノベーション」と「フューチャーセンター」の手法に注目した経緯や、昨年度の取り組みから得た気付きなどを語っています。


「根本から新しいこと」へメーカー研究所が挑む理由(日経ビジネスオンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120528/232617/?P=1&rt=nocnt